課 題
日本では日々たくさんの食料廃棄されている現実と食の欧米化が進み世界中の料理を楽しめるグルメ大国になっている中で、深刻な和食離れが進んでいます。食料自給率も2018年には過去最低を記録し、多くの食品が海外からの輸入になっています。自然の生態系に逆らった食べ方が生活習慣病の大きな原因にもなっています。特に都会で暮らしている現代人は、自然と切り離された生活を送り自然を感じにくい中で我々の食文化も大きく変わってきています。 それは戦後から急速な食の欧米化が始まり、高度成長と共にレトルトなどの加工技術により簡単に洋食を作る事が出来る家庭環境と学校給食などにより和食離れが進んでいきました。
和食文化の復興とSDGs
日本人が代々受け継がれてきた和食文化には地球をよくしていく知恵があります。 この伝統的な食習慣を見直す事で日本人の健康、自然の生態系を元気にします。 和食の料理法でなくても、日本の生態系に合う食材を食べる事も大切なのです。
和食文化
「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」 「栄養バランスに優れた健康的な食生活」
「自然の美しさや季節の移ろいの表現」 「正月などの年中行事との密接な関わり」
伝承することでサステナブル
プラントベースの食事
季節を大切にした食事
醗酵食品・保存食
無理のない理想的な食生活
→米・大豆などの豆類、野菜、海藻
→ 季節の食材を多く食べる
→出汁(鰹物・昆布)・切り干し大根、
干し椎茸・海苔・わかめ
→ 一汁三菜を基本として、和・洋を取り
入れたバランスの良い食事
目指す理想的な和食文化とは?
和食文化が一番良い時代とされているのが
1975年=昭和50年代
ご飯と味噌汁を基本として大豆製品や魚介類、いも類、野菜、果物、海藻、卵、乳製品、肉も適度に摂取し、煮る、蒸す、生を優先した調理方法 (次いでゆでる、焼く)、出汁、醗酵調味料を上手く使い砂糖、塩の摂取量を抑えている。魚中心でありながら適度に洋食や、パン、麺類を食べていた時代になります。
多様性・調理方法・食材・調味料・一汁三菜(主食・汁物・主菜・副菜二品)
その「和食文化」には色々な問題を解決出来る先人の知恵がありサステナブルなのです。
但し、この当時と現代では生活環境は大きく変化しております その為、現代に合わせた和食文化を目指していく事が必要になります